「ラストダンスは私に」

朝から越地吹雪の「ラストダンスは私に」が頭の中でぐるぐる回っている。

おとといのカラオケでけい子さんが歌ってらした曲だ。いい声で、ちょっと色っぽい歌い方だった。その時に歌詞を再確認したのだ。

この「私」という女の人と「貴方」は恋人同士なんだろう。でも、のっけから「貴方の好きな人と踊ってらしていいわ」とくる。そのくせ、「私がここにいることだけ どうぞ 忘れないで」なんだ。「私」は壁の花をしているから、「貴方」は他の女と踊って来てほしい、いや、踊ることを許可すると言ってるのだ。ずっと一緒にいてはまずい事情でもあるのか。

例えば社内恋愛禁止の会社でこっそり付き合ってる。

または彼と社長令嬢との縁談が持ち上がっている。

もしくは彼は妻帯者である。

逆さまに彼女に夫がいる。

 

最後の踊りだけは「私」に残しておいてほしいのは何故なんだ。

後の方の歌詞に「いつか二人で誰も来ない処へ旅に出るのよ」とあるのは新婚旅行ではなさそうだ。お別れの旅なのか、死への旅出なのか。

 

単に昭和のシャイなお嬢さんの精一杯の愛情表現と取るのが正解なんだろうけど、なんか引っかかっちゃうんだな。

 

わたしって暇人だよね。