台風の午後

昨日の台風10号はありがたいことに我が家の周辺ではあまり被害がなかった。

まだ風は吹いているが日差しは強く、絶好の洗濯日和だ。相方が整骨院から帰ってきたら、身ぐるみ剥いで全部洗っちゃおうと思っている。

昨日の午後も相方と花札をした。初めの半年、つまり6回はズルズル負け、わたしは悔しいので、いつものように負け惜しみを言い、謂れなき中傷をして憂さを晴らしていた。相方は勝ってもうれしくなかっただろう。でも、台風の午後に行くべきところも見るべきテレビもなく、時間つぶしで花札をしていたのだ。半年終わったところで、わたしが「どうする?まだ続ける?」と聞くと「どっちでもいい」と言う。「じゃあ、もう半年しよう。ただし、負ける努力をして」「うん」

で、始めた。7,8月はわたしが少し勝ったが9月に相方の調子が上向いてきた。「努力が足りない」と叱咤激励した。「はいはい」で10月はわたしがちょびっと勝って、11月、12月はどーんと彼が勝ち、結局185点も負けた。

「あんなに頼んだのに何なの。大勝じゃない。どお、勝って気分いい?」とネチネチいじめた。「はいはい、すんませんね」と右から左へ流す。怒らない。

しゃーないな。彼はわたしに惚れてるんだ。

 

いや、甘えかかっているわたしが彼に惚れてるんだ。