観葉植物

14年前にここへ引っ越した時に、観葉植物を買った。

1つはトネリコで直径50センチ近い大きな鉢に植え、ベランダに置いてある。今も元気だが、さすがの大鉢も根がびっしりで植え替えが必要なことは分かっている。しかし、台風で傾いた時にできた割れをボンドでくっつけているので動かせないのだ。

あと、室内に2本。ガジュマルとハスノハギリ。

ガジュマルはどんどん葉をつけ枝を伸ばし、切ってやったらまた新しい枝ができ、一度植え替えたのだが、もうこの鉢も根が一杯のようで、もっと大きなのに植え替えないといけない。

ハスノハギリは買った時、3本、兄弟のように立っていた。これは高さ45センチ、一辺が16センチ位の長方形の黒い鉢に植わっていて、とてもスタイリッシュなのだ。ハート型の葉がどんどん大きくなって、幅20センチにもなる。1本は弱って根元もぐらついていたので抜き取り、もう1本、枝分かれして伸びていたのも下の方での鋸で切った。本当はこれも植え替えるべきなのだろうが、下手に植え替えて枯れてしまうのが怖い。残った1本はわたしの背を越え、まだ新しい小さな葉をつけている。

 

観葉植物とはいえ、ここへ引っ越してきたときからの家族みたいな存在なのだ。

大切にとは思うのだが、新しい土や鉢を買ってベランダに大きなビニールシートを敷いて植え替えるという作業には、気力と体力が必要なのだ。

夏には無理だ。涼しくなったら、と去年も一昨年もいってたなぁ。

ごめんね。この秋にこそ、植え替えします。

何事も起こらなければ、多分。