道の駅
昨日は本来なら久方ぶりの吟行の日だった。
でも、ここんところ雨が続いており、吟行先が山だったので、下りが怖くて泣く泣くキャンセルした。膝が痛んだり、ひっくり返ったりしたら、皆さん方にご迷惑となる。
ところが、朝はまだうっとおしい天気だったのが、昼前には晴れた。
胸の中で、うずうずするものがあった。
グランドコンディションが悪くて、ソフトボールの練習が中止になった相方に言った。
「ねえ、お願いがあるんだけど」
「何や」
「パールちゃんで道の駅巡りしない?」
彼も暇を持て余していたらしく、OKが出た。
早めのお昼を済ませスタート。
まずは千早赤阪村の小さな道の駅。この村は大阪府で唯一の村だったと思う。葛城山や金剛山の麓で、紅葉や落葉、柿など晩秋の季語がいっぱいあった。
立冬を過ぎていても目の前にある物なら詠んでもいいんだ。
この道の駅は若い方に代替わりなさったようで、相変わらず小さいが、小洒落たものがたくさんあってコーヒー豆まで売っていた。あまりにもいい香りがしていたので買っちゃった。
この村は楠公(楠木正成)誕生地と言われ、たくさんの楠の木に囲まれた碑があった。
相方がパールちゃんの行き先設定をしている間にちょっと吟行した。
すぐ近くの2軒目の道の駅には鉢植えの植物が多かったんだけど、シクラメンは春の季語で、ポインセチアくらいしか冬の季語はなかった。でも、パパイヤ(夏の季語)を270円で売っていたので、エスニックなサラダにしようと購入。
ここから大阪市方面へ北上し、3か所目の大きな道の駅。
丁度、3時ごろだったので、コーヒーの飲めるパン屋さんでシフォンケーキを買っていただいた。コーヒーもケーキもサイコーだったよ。
さて、お目当ての1つは豚肉。以前買ったのがとっても美味しかったのだ。バラ肉にハムやベーコン、香草チーズのももカツレツ。いろいろ買って、次は農産物直売所。
大根やセロリ、ブロッコリー、菊菜にキノコ類、銀杏、干したキクラゲに椎茸など。
そうそう、わたしは初めて実物を見た隼人瓜、晩秋の季語だけど、買ってみた。どんな味なのかしら。
家に着いたら4時半。
冷蔵庫に入りきらないので、相方のソフト部屋に大根やセロリや紫大根など背の高い子は立てて置いた。
家計簿をつけて、さて、夕食。
胡瓜の少しへたってきたのを使い切りたかったので、茄子と味噌炒めに。
さっき買ったばかりの香草チーズのカツを相方が少し多めの油で炒め揚げ。千切りキャベツの上にのせて。
これがすごーく美味しくて、2パッケージ目もバター焼きにして食べちゃった。
みんなと一緒に吟行へは行けなかったけど、道の駅の吟行もなかなか楽しかったよ。