性差別者
今週のお題「告白します」
今まで何度もぐちぐち言ってきたように、わたしは子供のころから、父に「女のくせに」と言われ続けてきた。
「女のくせにリーダーシップをとるな」「女のくせに上の席に座るな」「女のくせに自分の意見をいうな」などなど。
わたしは当然、反発した。子供の時も大人になってからも。
青春期がウーマンリブが台頭してきたころだった。
大学の女性講師(後に彼女のゼミに入った)が、第1回目の授業で「女性の権利を主張したいのなら、まず自分の分の洗濯は自分でしなさい」とおっしゃった。
頭でっかちのわたしは、でっかい頭をごんと殴られた気がした。
理屈ではなく、行動だ。どう生きるかだ。
それからも親の承諾なしでも就職したり、結婚したりと自分の意志で生きてきた。
区別と差別の違い。
区別は「違い」によって分けること。
差別は「差」をつけて取り扱うこと。
「違い」はさまざまだが、「差」は何かと何かを比べて上下をつける。
わたし自身も「男のくせに」と人を非難したことがある。
わたしの中では男も女も対等で、同じように不完全な人間だと認識しているつもりなのだが。
わたしは性差別者なんだろうか?