取り合わせの句

新型コロナ肺炎の新規感染者が減るに従って、気持ちが緩んできている。

今日は4日に1度の買い出しの日で出かける。これは生活に必要最低限の外出だ。

しかし昨日、1人でふらっとマンションの周りを散歩した。俳句の先生にメールで質問していたら、取り合わせの句に挑戦してみてはどうか とおっしゃった。わたしは、これまで一物仕立てでばかり詠んできていた。とても興味があったので、さっそく散歩に、というよりミニミニ吟行に出かけたというわけだ。

散歩は精神的ストレスの発散になるから、自粛に反してないと自分に言い訳して。出会えたのは、マンションに植えられている植物や虫たち、ミミズの死骸にたかっている蟻、ダンゴ虫、ほかは白い蝶くらい。でも、思ったより多かった。

ところが、句にしようとすると、つい、慣れた一物仕立てで詠んでしまう。

季語の周りの石や建物、窓、空、風などもメモってきて、それを絡めて、発想を飛ばそうとするのだが、わざとらしいものや、頭でっかちなものばかりで、取り合わせの句とは到底、呼べない。昨晩、がんばっていくつか作ったが、句と呼べそうなのは、3句だけ。俳句の味わいがあるかどうか、自信ない。

これはかなりの難問だ。今からすぐ、俳句に取り掛かりたいのだが、相方が買い出し、早めに出よう と言う。

はーい、行きます。

帰ってから、落ち着いて考えよう。