二重人格

今日は朝からヘロヘロだ。また怖い夢、見ちゃったんだ。

多分、きのう1日台風のニュースを追いかけまわしたせいだろう。

 

わたしは相方と古い家の2階の窓から外を見ている。はるか向こうに沢山の茶色のビルが見える。と、音もなくビルが前倒しになり、土埃がこちらへ近づいてくる。

娘たちはまだ少女でわたしたちと一緒にいる。阪神淡路の時の記憶と重なる。なぜか相方が1階に孫がいると言い下へ行ってしまう。わたしはその間に荷物を詰め、靴下を履こうとするのだが片方が見つからない。違う靴下を履き表に出るが、そこには誰もいない。

これは地震じゃなく、核爆弾が投下されたのではないか と考えているうちに目が覚めた。

 

ったく、もう。

マイナス思考のなせる業だ。旅行へ行くときは、行き先で地震が来たらどうしようとか、1人で地下鉄で梅田に出るだけでも、もし地震で電車が止まり携帯も繋がらなければ、どうして帰ればいいのかとか、考えてしまう。うちのマンションのエレベーターでさえ、故障や地震でドアが開いたまま落ちて体が挟まれたらひどい死に方になるから、大急ぎで乗り降りする。

まわりの方はわたしのことを元気で明るい女だと思ってらっしゃるだろう。

ところが心の中には暗くて取り越し苦労ばかりする女が住んでいる。

 

こういうのも二重人格って言うのだろうか。