客観的に

きっと今日から元気になる。

いや、昨日の晩から元気になった。

ブログでは自分を元気付けようと、ちょっと頑張って書いた。

でも、書き終えてもまだグズグズ言ってるわたしに、相方がこう言った。

「明日、心療内科へ行ってこい」

 

はっ とした。

 

そう言えば、10年近く前、わたし、母が認知症になり昼夜を問わず電話を掛けてくるようになった時、電話恐怖症みたいになって困り果てて、今通っている心療内科のK先生の門を初めて叩いた。先生が優しく丁寧に話を聞いて下さり、まずは眠ることが肝心だからと導眠剤を、それも一番弱い1㎎のを処方して下さった。夜は寝室の電話を切って、薬を飲み出した。それからわたしはみるみる元気になったんだ。

 

今、母はもう電話も忘れ、コロナ以降会っていない娘の顔も忘れているのだろう。

 

この何年かの間に、何度か導眠剤なしで眠ろうと試みたんだけど、眠れても明け方に目が覚めてそれ以降眠れなかったりした。

先生に相談すると「この薬は一生飲み続けても体に何の支障もない弱いものだから、心配しないで飲み続けなさい」って言われた。

 

2年前に精神的につらいことがあった時、わたしの様子がおかしいので相方が「心療内科へ行ってこい」と言った。

先生に相談したら「弱い精神安定剤を出しておくから、しんどかったら飲みなさい」と処方箋を書きながら「3年は持つから、残ったらお守りがわりに置いときなさい」とおっしゃった。

 

あの薬が残ってたな。

 

でも、薬を飲まなくても相方のお陰で、自分が精神的にかなりおかしいぞと自分で気付いた。

気付いたら自分を外側から見ることが出来た。

 

一応、昨日の夕食後に1錠飲んだけど、多分もうわたし大丈夫。

 

地震の恐怖に憑りつかれて、自分の内っ側に逃げ込んで、物事を、自分自身を客観的に見ることが出来なくなっていたんだ。

 

昨日までの自分とは違うことが自分で分かる。

 

今回も、相方よ、お世話様でした。