TOUGH!
劣等感や優越感は人間である以上、みんな持ってると思う。
青春期の多感なころは特にそうだ。
見た目、勉強、スポーツ、友人関係、何でもかんでもひとと比べる。
自分に自信がないからだ。少なくともわたしはそうだった。
それが何十年も生きてくると、100パーセントな人間などいないことに気付いてくる。いたら、神さまだ。
春、俳句の帰り道に先輩とこんな話をした。
「わたし、昔は神さまは平等に人間を作られたと思ってました。だから、見た目もよくて仕事もできて感じのいい男性は、裏に何かとんでもないものを隠してるんじゃないかと疑ってました。でも違ってたみたい。」
「うん、見た目も悪くて性格の悪いやつもいるからね。」
「気付くのに40年、遅かった」と彼と笑い合った。
そうなのだ。神様は不平等なのだ。ある人にはいっぱいあげて、ある人にはほとんどあげない。
でも、人間は人間だ。どんなに人格の優れた人にでも人生はタフだ。
あのすばらしい人間だったMさんでさえ、最後はガンで苦しんで60才前半で亡くなった。
前に書いたようにわたしは今はあまりひとと自分を比べて、嫉んだりしない。
そのおかげでわたしは生きやすい。
ただ、このようにゆるーく生きているとちょっとしたことにすぐ挫ける。
何度、同じことを書いているのだ。
読んで下さってる方にご迷惑だ。もう、止めよう。
誰にでも人生はタフだ。