斜め上
この2、3日、胸元がぎゅっと苦しい時も、何ともない時もあったり、薬も飲んで楽になったり、治らない時があったり、といろいろです。
ブログ友達のお一人(お名前出すとご迷惑になってはいけないから出しません)にぐずぐず書いたら、彼はアドバイスはできないが、読むだけなら出来るから書いてくださいとご親切にも言って下さった。
彼に書きながら少しずつ、気持ちの整理が出来てきてる。
それと温暖化のことを「杞憂ではない」と思っているのはわたしだけではなく、大多数の人が(彼も含めて)同じ不安を共有することで繋がっている とも言って下さった。
それから「どんな状態であれ、今の自分が今の自分にとって自然なのだ」とも。
だから「薬が必要なら我慢せずにのめばいい。それが自然」だと。
まだまだ、時間はかかるだろうけれど、理解して下さる方がいるってことは、どんなに心の支えになることか。
すこーし斜め上を向いて生きていきます。
精神安定剤
今、心療内科から戻ったところ。
暑い日が続くと、嫌でも地球温暖化の事、考えてしまう。
もうすでに日本は亜熱帯化している。
陸や海の生物に異変は起こり、絶滅する種も出てきている。
今すぐに世界の国々が温暖化を正常へ戻す方向へ舵を切り直しても、いったい何世紀かかるか分からないのに、日本の選挙を終え選ばれた議員たちは、国や世界の事ではなく、自分の利益しか考えていない。
先日、俳句の先生に「杞憂」だと言っていただき、一安心したのに、安定剤をもらいに行った心療内科のK先生は「杞憂じゃない」と静かにおっしゃった。
「わたしも自分の先は短いけれど、子や孫のことを考えると心配でならない」
「先生、わたし、温暖化が不安で心配で、お薬いただきに来ている患者ですよ。嘘でもいいから大丈夫だと言ってほしかった」
「いくら患者でも嘘はつけない」
「普通の人は温暖化のことも冷静に受け止められますよね。わたしのようにパ二くるのは病気ですね。じゃあ、普通に受け止めるためにわたしに出来ることはなんですか」
「安定剤を飲むこと。0、5mgなので日に4回飲めます。何ともなければ飲まなくていいんですよ。あまり多く飲むと眠気やふらつきが出たりします」
薬局でお薬を処方してもらって帰宅した。
相方に先生がおっしゃった話をすると「返って悪くなったんと違うか」と心配してくれた。
「わたしも初めはショックだったけど、今はわたしの1番の問題は温暖化よりも、それを正常に受け止められない私自身だと気が付いたよ」
1時間ほど前に薬を飲んだので、今は冷静に書いている。
この冷静さ、先生によると3時間は続くとおっしゃるけど、1日4錠で12時間。
計算、合わないんだけど。
ま、病院がお盆休みの間、様子を見て、上手くいかないようなら、また相談しに行こう。
「特級品」
今日のお昼はお素麺だった。
先日、スーパーで揖保乃糸の「特級品」と茶色で書いてあるのが特売になっていた。
普段、買っているのは青っぽいパッケージので、よく見るとこちらは「上級品」と青で書いてある。
どう違うのか、好奇心で1袋買った。
名称は「手延べそうめん」。原材料も内容量も同じ。栄養成分もほとんど同じ。
ただ、「特級品」の商品名の横に「寒製」と書いてあった。
冬場に作られた ということだ。
今日、その「特級品」を食べてみることにした。
まずは具にする薄焼き卵を相方が焼き(率先して焼いてくれるのだ。調理師資格を持ってる彼は、下準備や洗い物はしないが、焼いたり揚げたり炒めたりという華々しい調理は自分でしたがる)、わたしはミョウガやきゅうりを薄く細長く切ったり、冷めた卵をこれまた細長く切ったり、しょうがをすったり、器を出したりという下働きをする。
彼は沸いたお湯に素麺4束、パラパラ入れて、沸騰したらビックリ水を入れ、また沸いてきたらざるに流し入れて用意してあった冷たい水をかけ、粗熱がとれたら手でもみ洗いをする。
ガラスの大きな器に氷を添えて入れた。
さあて、「特級品」のお味は?
わたしたちの舌には「上級品」も「特級品」も、変わりなく美味しかったよ。
熱中症警戒アラート 2
はい、帰宅しました。
仲田君の美容室、HONUまでは、地下鉄が多くて日に当たるところも少ないので、熱中症の心配はあんまりなかったことが判明。初めから分かってたことだけど、行ってみてやはりホッとした。一応、近鉄鶴橋の駅でポカリスエット買って少し飲んだ。
彼はいつも通り、穏やかな笑みを浮かべ、わたしの髪をしながら、二人のお嬢さんたちの話をしてくれた。
高校生のお姉ちゃんは父親の彼と腕を組んで歩き「わたしは結婚しないで、ずーっと家にいる。面倒見てね」って言ってるとか。
小学生の妹さんは高校卒業したら「学校へ行くにせよ就職するにせよ、家を出る」んだそうだ。
彼はもちろん、どちらも可愛がり、好きにすればいいと言ってるらしい。
お盆休みは九州へ行こうかと考えていて、奥さんが泊まる場所を探しているとか。
仲田家の話を聞きながら、うちの30年前のこと、懐かしく思い出したよ。
10年ひと昔なら30年は三昔か。
若かったなあ、わたし。
未熟だったけど、一生懸命したつもり。
後悔しても人生は1度切り。やり直しは利かない。
30年前のわたしなら、アラートが出ていても、予定通りのお盆休みを過ごしただろう。女の40才前後は元気盛り。無理はいくらでも利いた。
今は、まわりに、相方に、迷惑を掛けないように、自分の体調と精神状態を保つことがわたしの一番のお仕事。
殺しても死なないような女だったのに、いや、今もそんな風に見えているだろうに、安定剤のお世話になっている。
8月7日は立秋。
まだまだ本物の秋は遠いが、秋になれば、わたしの状態もましになるような気がする。
それまでの辛抱だ。
熱中症警戒アラート 1
今日の午後は仲田君の美容室へ行く。
実は2日の火曜に予約、入れてたんだけど、大阪で熱中症警戒アラートが出されたので、ビビって今日に変更してもらった。
なのに今日もまたアラートが出た。
何のことやら、彼に迷惑かけただけで無意味だったよ。
今日は頑張って行く。
無事、帰ってきたら続きを書きます。
杞憂
昨日は俳句のN教室の日だった。
実は連日の異常気象とコロナ新感染者数の多さに、かなり精神的に参っていた。
で、一昨日の午後、先生にメールを書いた。
「地球温暖化でこれからの子供たちの未来を考えるとみぞおちあたりがキューっとなります。コロナ患者もすごい勢いで増えていますし、怖くて街へ行けません。明日の教室は出席せず、投句させていただきます。」
先生からお返事が来た。
「投句でいいよ。コロナは怖いからね。でも、地球温暖化は杞憂やで。周の時代、杞の国の人たちが空が落ちてくると怖がったのと一緒や。まりさんのブログ、ケ セラ セラやろ。なるようにしかならへん。もう一度、ケ セラ セラの基本に還って考えたらどうや」
「杞憂」。
先生が「杞憂」だとおっしゃるなら、きっと大丈夫だ。
その瞬間、心がふわっとして、息がしやすくなった。
わたしは今までも、先生から俳句以外のこと、色々教えてもらってきた。いつも大らかにわたしの悩みを解きほぐして下さった。
結局、昨日は出来るだけのコロナと熱中症対策をして出席した。
先生はわたしの顔を見るなり「来たんか」とにっこり笑われた。
季語の本意についての授業の後、3句出しの句会。
兼題は竹婦人(ちくふじん)。夏の季語で竹で編んだ籠で寝る時に抱きかかえたり、足をもたせたりして涼をとるもの。
もう一つの兼題は「球」で、季語ではないので内容に合う季語を見つける。
一応、3句とも並選をいただいたので、ご披露いたします。
竹婦人ヨガ指導者にどこか似て
ちくふじん よがしどうしゃに どこかにて
季語はもちろん「竹婦人」で夏の季語。以前、ヨガを教えて下さっていた美人の先生のほっそりした体つきと、穏やかに自分の身体をほぐす方法を教えて下さった感じなどを思い出して。
地球儀の地軸の傾斜七月尽
ちきゅうぎの ちじくのけいしゃ しちがつじん
季語は「七月尽」。陰暦6月が尽きること。すなわち暦の上で夏が終わること。
兼題の「球」を使ったのだが、「七月尽」という季語はあまり使われないらしく、先生は初めて知ったとおっしゃった。上5中7はいいが、この季語がふさわしいかどうか という感想だった。自分で説明できないうちに次の方の句へ進んでしまった。
わたしは地球儀を眺め、地軸が太陽の公転軸に対して約23、4度傾いているから、四季があるんだと習ったことを思い出した。だから、「七月尽」はジャストだと思ったんだけど、分かってもらえなくて残念だった。
鬼やんま万歳をして生まれけり
おにやんま ばんざいをして うまれけり
「鬼やんま」は秋の季語。ネットで鬼やんまを調べていたら、たまたま鬼やんまの幼虫が羽化する瞬間の写真を見つけた。
2本の前脚を上へ伸ばし、万歳をしているように見えた。それをそのまま詠んだ。
心がしんどいと、俳句も詠みにくくなる。
でも、俳句が救いとなるのも事実だ。
キャップを買いに
相方が監督をしているソフトボールのNYチームも、大阪府の熱中症警戒アラート発令後、世話人3人で話し合いをして、8月一杯、練習を中止することにして、LINEや携帯で連絡を回したそうだ。
彼が属している他のハイシニアのチームも同様、中止になった。
それからは整骨院へ行く予定しかなくなり、3日に一度の買い出しのいつものスーパーにも飽き、今朝、久しぶりに車を出してちょっと離れた商業施設へ行きたいと言い出した。
で、バタバタと準備をして行ってきたんだ。
まずは彼のキャップを探しに。
いつも、あるチームのお古のキャップばかり被っているから、なぜなのと聞くと、上の部分がネットになってて涼しいからだと言う。
なら、上がネットになってるキャップを買ったら ということで、濃いめのベージュのを見つけた。お店の人が余り洗うと色が褪せやすいので、内側に汗取りをテープで張って、汚れたら汗取りを洗って、また新しいテープで取り付けるようにした方がいいですよ と勧めてくれた。
キャップは四千円ほど。
ちゃっちい汗取りの黒い布1枚と少しカーブしたテープ10枚で千五百円。
なんか騙されたような気がするけど、ご本人が満足なら、まあ、いいか。
それから日用品や食料品、缶ビールや清涼飲料水、お米まで買った。
マンションに着いたら、すぐに大きい方の台車を借りて、ガラガラ押して部屋に持って帰った。
10時過ぎから12時半ごろまで、映画館まで入っている大きな商業施設なので、広くて歩き疲れちゃった。
それにアルコール消毒シャカシャカ、何度したことか。
帰ってきて片付けてお昼ご飯食べたの2時ごろ。
それから家計簿付けて、明日の教室の俳句の推敲をして、これを書き始めたんだ。
わたし、することがノロくなったなあ。
夕食の準備するまで、ちょっと横になることとする。