精神安定剤
今、心療内科から戻ったところ。
暑い日が続くと、嫌でも地球温暖化の事、考えてしまう。
もうすでに日本は亜熱帯化している。
陸や海の生物に異変は起こり、絶滅する種も出てきている。
今すぐに世界の国々が温暖化を正常へ戻す方向へ舵を切り直しても、いったい何世紀かかるか分からないのに、日本の選挙を終え選ばれた議員たちは、国や世界の事ではなく、自分の利益しか考えていない。
先日、俳句の先生に「杞憂」だと言っていただき、一安心したのに、安定剤をもらいに行った心療内科のK先生は「杞憂じゃない」と静かにおっしゃった。
「わたしも自分の先は短いけれど、子や孫のことを考えると心配でならない」
「先生、わたし、温暖化が不安で心配で、お薬いただきに来ている患者ですよ。嘘でもいいから大丈夫だと言ってほしかった」
「いくら患者でも嘘はつけない」
「普通の人は温暖化のことも冷静に受け止められますよね。わたしのようにパ二くるのは病気ですね。じゃあ、普通に受け止めるためにわたしに出来ることはなんですか」
「安定剤を飲むこと。0、5mgなので日に4回飲めます。何ともなければ飲まなくていいんですよ。あまり多く飲むと眠気やふらつきが出たりします」
薬局でお薬を処方してもらって帰宅した。
相方に先生がおっしゃった話をすると「返って悪くなったんと違うか」と心配してくれた。
「わたしも初めはショックだったけど、今はわたしの1番の問題は温暖化よりも、それを正常に受け止められない私自身だと気が付いたよ」
1時間ほど前に薬を飲んだので、今は冷静に書いている。
この冷静さ、先生によると3時間は続くとおっしゃるけど、1日4錠で12時間。
計算、合わないんだけど。
ま、病院がお盆休みの間、様子を見て、上手くいかないようなら、また相談しに行こう。