素足と卒業
今週のお題「卒業」
サブタイトルが「出会いと別れの季節」。
卒業なら「別れ」が先でしょ。まあいいけど。
学校関係なら何年間か共に学んだ仲間との別れ、そしてまた違う仲間との出会いが続く。大体、想像の範囲内の「卒業」だ。
わたしたち人間はそれから後も色々なことを卒業していく。
体力的に出来なくなって、仕方なく卒業するもの。スポーツ系が多いかな。
「見た目」的に卒業するもの。まあ、アイドル系かな。
仕事にも退職という卒業がある。
小さなことでも、卒業はある。
例えば冷房の効いた部屋で素足でいること。冬場の座骨神経痛対策のひとつとして、ある夏、寝るとき靴下はいたら、その冬は楽だった。もう、素足は卒業だ。
それから、ブラトップ系の下着。きっちりワイヤーの入ったブラでないと頼りなくて、動くたびにずれちゃう。
ハイヒールの靴。60代になって、せめてローヒールでも履いておこうと、この数年はサンダルもブーツも少しヒールのあるものを敢えて選んでいる。20代のころは10センチ近いヒールなんかも履いてたけど、子供ができてからは安定したぺったんこの靴ばかり履いてきた。結局、ハイヒールは20代で卒業してたんだ。
睫毛のビューラーも卒業せざるをえない。だって、老眼鏡はずして鏡に向かったら、睫毛なんて細いもの、見えないんだから。
同じ理由でアイラインもマスカラも卒業。
探したら、きっと山のような卒業をしてきてるんだ。
でも、わたしがわたしであることからは卒業したくない。
早く認知症の治療薬を作って下さい。