今朝、相方が出かけてから、のろのろと朝の片付けをして、のろのろと掃除した。

それから俳句の雑誌や句集を見ていた。

 

先生がずっと前におっしゃった言葉。

「俳句では素材は単一化、表現には省略、あとは季語の余韻、余情に委ねる」

そして映像が目に浮かぶような句を と。

映像は目と耳に直接、働きかける。味や匂い、手触りはシズル音やナレーションなどで補える。俳句は文字だけだ。それも17文字だけ。

未だに100パーセント、理解したとは言い難い。

 

もう一言、よく先生がおっしゃること。

「俳句は世界で一番短い詩だ」

こちらは分かっている、つもりだった。

今朝、俳句を読んでいて、突然、気付いた。

「詩」なんだ。

わたしが作ろうとしているのは五七五の形をした「詩」なんだ。

 

気付いたからどうというわけでもないが、わたしの中で何かが変わった気がする。