長嶋 有

昨日、NHKの俳句テキスト7月号を買った。すぐに彼の「新しい俳句の面白がり方」を読んだ。

長嶋さんはテレビのNHK俳句にも出ている40代の作家で芥川賞ほか多くの賞を取っているらしい。俳人としても活躍しているというが、何しろこの20年近く本らしい本を読んだことがないので、全く知らなかった。

5月にNHKのテレビで見て、何て面白い人だろうとすっかり「お気に」になった。

わたしの先生はとても素敵な、懐の深い方だ。だから、他の先輩方には選んでいただけないへんちょこりんなわたしの俳句も選んで下さることがある。でも、基本は花鳥諷詠で写生で定型を良しとする真っ当な俳句の教室だ。

だからこそ、長嶋さんの俳句やお話の内容が新鮮で「目から鱗」なのだ。まるで若き愛人を作った人妻のごとく、彼の句や話に夢中になっている。

でも、わたしはまず俳句の「いろは」を勉強したくてこの教室に入った。そして、よき先生と先輩方にお会いできた。ここがわたしのホームグラウンドであるという思いは揺るがない。

しかし、しかしである。

長嶋 有、気になる。