また地震

俳句どころの話ではない。

昨夜、また大きな地震があった。

新潟県山形県の境でマグニチュード6.8、震度6強。

幸い亡くなった方はいらっしゃらないようだが、どんなに怖い思いをなさったか。

24年前の阪神淡路大震災では、わたしの実家も親戚の家も全壊、半壊となり、鉄道も道路も寸断された。大阪はまだ、ましだったが、最初の強い揺れの後、北の方から近づいてくる地鳴りを家族で布団を被って震えて聞いていた。

まだまだ、余震は続くだろう。福島の地震の傷も癒えぬうちに、東北はまた地震の被害にあった。

北海道から九州まで、日本のどこでも地震は起こり得る。

沢山の大きなプレートがこの国の下へ潜り込みつつある。今この瞬間もだ。

次はいつ、どこなのか。地震学者にもわからない。

それでも、ライフラインを復旧させ、潰れた家を建て直し、町を元の状態へ戻しながら、人々は家族、ご近所、友達との絆を強くしてゆく。

そうしてこの国はやってきた。そうしてこの国はこれからもやってゆくのだ。

日本を愛し慈しもう。わたしたちのふるさとだ。