うどん
初め、漢字で饂飩と書いた。これは冬の季語だと思い、ひらがなにした。
でも季語ではなかった。それでも、夏に漢字の饂飩は暑苦しい感じがするので、やはりうどんとひらがな表示にする。
ま、なんせ、うどん好きなのである。相方は結構、蕎麦が好きだが、わたしは年越し蕎麦とざる蕎麦くらいで、あとは年中、うどんを食べる。それも関西のうどん。
日本中にある大型のうどんチェーン店はみんな(だと思う)讃岐うどんを出す。確かにあの噛みごたえは存在感がある。断面は長方形だ。
それに対して関西のうどんはつるると柔らかくて歯がなくても噛めそうだ。断面は楕円形だ。
わたしはあれがいい。子供の頃から慣れ親しんだうどんだ。
昨日、テレビのドラマを見ていたら、「京の腰抜けうどん」という言葉が耳をかすめた。
早速、ネットで調べた。京都ではうどんと言えば麺より出汁が大切なので、柔らかくて出汁が絡みやすく、口の中で出汁の味の邪魔をしないのを良しとする。まあ、概ねそういうことらしい。
京都以外の関西圏でも同じように柔らかめのうどんだ。
それにしても「腰抜け」とは。自虐的というより高飛車だ。
やっぱり京都は都だった街なんだなぁ。