ボンベイ サファイア
いつも通り、一昨日に3日分の食材の買い出しに、いつものスーパーへ行った。
クリスマスにはワインでもと、ワインの売り場へ向かった。
酒類の売り場の右手に何か青いものが目に入った。
ん?
あの青。
近付いて見たらやっぱりそうだった。
BOMBAY SAPPHIRE
イギリスのジンで、バーに出入りしてた頃のわたしのお気に入りだった。
まず、見た目がいい。
ボトルの色は透き通った水色でキャップは黒。
ボトルの左右の面にはこのジンの命とも言える香りの元となる10種類のボタニカル(植物)の絵が白い線で描かれている。
ボンベイ スピリッツ社が1761年に開発した製法で、10種のボタニカルを銅のバスケットに入れ、そこを蒸気となったスピリッツがゆっくり通過して香りの高い部分だけを抽出する 云々。
普通のジンは4,5種類なのだから、香りの複雑さはどこにも負けない。
ジンはマティーニやジントニック、りんごやベリー類のジュースと合わせたのなど、いろいろなカクテルに用いられるが、わたしは甘いのがダメだ。
だからいつもジンリッキーを頼んだ。
ジンを炭酸で割ってライムやレモンを絞るだけ。
単純極まりないが、だからこそ口に含んだ時の香りに差が出る。
まだ20世紀のころ、どこか海外へ行く時の飛行機でジンリッキーを頼んだら、ボンベイ サファイアの小瓶と炭酸の缶が出たことがあった。
今夜はジンリッキーを飲もう。
MERRY CHRISTMAS!