ミニトマト

昨日、けい子さんからミニトマトをいただいた。

家に着いて、すぐ冷蔵庫に入れて冷やした。気になって寝る前に一つ取り出してみた。

スーパーで見かけるのより小振りで皮が固い。洗って口にほおり込んだ。

歯に当たると跳ね返しそうなほどしっかりした皮を噛むと、実がはじけ、中から瑞々しい、でも旨みの強い濃い味が広がった。子供のころ、祖母が畑で作っていたトマトの味だ。なつかしい本物の味だ。

これはけい子さんがご自分の畑で丹精込めて作られた作品だ。

というより、このミニトマトはけい子さんご自身に似ている。

そう、思った。