小さな箱

10年以上前から、母のダイニングテーブルの隅に小さな箱が置いてある。

元は何が入っていたのか分からないが、12~3センチ掛ける15センチ位のしっかりした紙の箱で、何種類もの薬が入っていて、端には小さな目薬まで入っている。

以前は自分で飲んでいたが、今は叔母やヘルパーさんが管理して飲ませて下さっている。

 

今朝、夏の初めに目の縁が赤く腫れた時にお世話になった美人の皮膚科の先生の所へ行ってきた。その時にわたしの顔のシミは「肝斑」だろうから、紫外線の少ない冬に薬を飲んで治療しましょうとおっしゃってたのだ。

大阪は、夏か秋か分からない秋から、秋か冬か分からない冬へと続いてきたので、行くタイミングを逃しちゃった。

で、今日を逃すと来年になりそうなので行ってみたら、待合いはすごい人。

ここの病院はご主人が内科メイン、奥様が皮膚科をなさってる。

2時間くらいかかると受付の方が言うので、1時間半したらまた来ますと言って、相方に電話してスーパーで待ち合わせ、早めのお昼を食べ、重たい洗剤の詰め替えや缶ビールなんかを買ったのを彼が持ち帰り、わたしはまた病院へ。

幸いすぐに呼んでもらえ処方箋を書いてもらって、向かいのいつもの薬局へ。

毎食後、錠剤2錠と粉薬1袋、28日分を受け取って家へ帰った。

 

早めの昼食を終えていたので、帰宅後すぐ薬を出して飲んだ。

それ以外にも例の日に処方された整腸剤を食後に2錠。

夕食後にはこれら以外にも毎日、飲む薬がある。

寝る前には導眠剤も飲まなきゃならないし、不安な時用の安定剤もある。

おまけに母と同じ、小さな容器の赤い色をした目薬。

 

わたしの薬類は空いている右側の椅子に大きな袋に入れて置いてある。

 

母の小さな箱どころの騒ぎじゃなくなってきてる。