枯葉

本日は教室の5句出し句会で、1句特選、1句並選だった。

ダメだなあ。力み過ぎだ。

 

並選をいただいた枯葉が季語の句、実は11月1日にururundoさん(id:URURUNDO)が書かれたブログ「一隅の秋」に添えられていた文章と写真にインスパイア―された句だった。

とっても綺麗な黄色の枯葉が、彼女の作品であるこげ茶の花器に挿してあった。

 

ずっとその画像が頭ん中にあって、なんとか十七文字に収めようとしたが、気持ちの方が、でか過ぎてまとまらない。情報や思いを少しずつ削っていって、先週、ようやく形にはなった。

でも、思いの軸が見つからず、また句を足したり引いたり、上下を変えたりしてみた。

今日の句会に出したくて、昨晩、遅くまで格闘していた。

 

まだ、もの足りなかったのだが、これ以上触ると、本来の思いが変ってしまいそうだったので、この形で出そうと決めた。

 

枯葉美し末期の水と陶に挿し

 

かれははし まつごのみずと とうにさし

 

先生の評は「優しい句ですね。枯れてしまった葉を末期の水として花器にもう一度、挿してやっている」

教室が終わってから、先生にスマホでururundoお姉さんのブログを見てもらった。

「ほんとに綺麗な葉だ。枯葉を活けてやるなんて、この人も優しい人だね」

 

特選はいただけなかったけれど、わたしは先生のこの言葉で納得した。

ururundoお姉さん、力不足でしたが、楽しかった。

ありがとうございました。