「楽」

以前、書いたことがあるが「喜怒哀楽」というのは概ね人間の感情を表す時に使われる言葉だ。

「喜」は喜び、「怒」は怒り、「哀」は哀しみだ。

じゃあ「楽」は?

楽しみ?

「喜」との違いは?

 

わたしは「喜」はポジティブな感情で、「楽」はもっとフラットでニュートラルなものだと考える。

合格、入学、結婚、誕生などの大きなことでなくても、人生の中で起こるお祝いしたくなるような心持ち。これが「喜」だ。

対して「楽」は特別なことは何も起こらない、しかし心は穏やかで春の陽だまりの中にいるような安心感。

極楽というのはこういう場所なのではないだろうかと思えるのが「楽」だ。

 

今のわたしは「楽」の中にいる。

 

相方はソフトボールの試合に朝、7時から出かけた。

わたしは8時半まで寝て、のろのろとパンとコーヒーの朝食をとり、片付けをし、昼食用に胡瓜と茄子の浅漬けの準備をし、今日のテレビの予定をたてた。

それからパソコン立ち上げて、まず昨日のコロナの状況をチェックして、メールを見た。

それが終わってから、はてなブログを開けて、☆を下さった方のブログを開いて読ませていただいた。

昼過ぎ、早々と相方が帰ってきた。

ブログを置いて、相方がシャワーしている間に、ご飯と冷蔵庫の中の残り物とさっきの即席のお漬物でお昼ご飯の用意をした。

相方は500mlの淡麗を飲みながら「今日はライト守った」とか話をした。

その後、彼は寝室へ、わたしは片付け物をして、寝室を覗いたらやっぱりテレビ付けっぱなしで寝てたので消した。

天気は何とかもって、曇り空だが洗濯してもよかったかな。

歯の状態も、ま、可もなく不可もなくって状態。

 

わたしは静かな幸せに浸っている。

「楽」は淡い恋のようにちょっとしたことで壊れることが多い。

 

それでも、今のわたしは「楽」の中にいる。