ドキドキ

実は一昨日の午後、相方が「このごろ、どうも心臓の調子がおかしい。寝ようとするとドキドキする」と言ったのだ。

彼のソフトボール仲間の鉄人と呼ばれていたIさんも、昨年、心臓で入院なさってカテーテルを入れられたそう。しばらくしてソフトボールに復帰なさったが、何といっても、もう80才近い。ちょくちょくお休みなさってるらしい。

 

相方にせっついて、いつも彼が掛っている近所の総合病院へ行かせた。

30分前から行って、機械で予約とってそのまま待合で待ち、5時からの診察だ。

診察室へ呼んでもらって、先生とお話して心電図を取って、また診察室へ戻って、会計も待たされるから、帰ってくるのは7時ごろになるだろう。

 

と思ってたら、6時前に携帯が鳴った。

彼だ。何かあったのか。

 

「もしもし、どうしたの?」

「今、薬局でいつもの薬、待ってる。ついでに処方してもらった」

「心臓は?」

「なんともなかった」

「じゃ、何でドキドキしたの?」

「ストレスからだろうって。今、コロナで多いらしい」

 

ふーっ。

 

よかった。

 

「帰りにローソンでアイスコーヒー、ワンパック買ってきて」

 

 

それから5分ほどで、アイスコーヒーぶら下げて帰ってきた。

 

彼の顔、見たら、涙が勝手に出てきたよ。