思い出

今週のお題「ピザ」だって。

 

実は、昨日の晩ご飯、作る気しなくて、ピザ取った。

PIZZA-LAの絶品グルメクォーター、2,3人用のMサイズでトリプルミックスのフライ物のプレゼント付き。

ベイビーリーフとレタス、きゅうり、ミニトマトに岩塩とオリーブオイルだけのサラダを添えて、2人でペロリ。

宅配ピザは世界中にあるだろうが、こんなに季節感のあるピザは日本くらいじゃないかな。「ピザーラカニ、解禁!!」だってさ。

 

わたしが大学生になったころ、神戸でピザの文字を見かけるようになった。

元町商店街の2階にあったとある店は、イタリアンというよりいろんなメニューのあるレストランだったけど、ピザを頼んで出てくるのは今の冷凍のピザみたいなものだった。なぜかタバスコが付いてくる。結構、最近までピザにタバスコだったけど、あれ、メキシコのホット ソースだったよね。今はアメリカの会社になってる。

なんでイタリアンにメキシコだったのかな。

アメリカ人がピザ好きで、手に入りやすいタバスコをかけたから、日本人も真似したんだろう。

 

しばらくして北野のベルゲンで本物のピザを食べた。

ここはイタリアンの老舗だからね。ピザも最高だった。

でも、今、調べたら閉店してた。

そりゃ、あり得るよね。半世紀ほど前の話なんだから。

 

うちのマンションのほん近くにイタリアンレストランがあった。

店内にピザ用の窯があり、薪が燃えているところへ伸ばしたピザ生地にチーズとトマトやバジルなどをのせたのを入れて焼いてくれた。マルゲリータが最高だった。

毎年の花火パーティーの日はここのピザを予約して、何枚か頼んだ。

しかし、この店も2年前に閉店した。

噂によるとイタリア人オーナーがお客さんの女性に手を出したとか。

でも、彼は女性だけでなくうちの相方なんかにも親切で愛想のよい人だった。

単に景気が悪くなっただけだと思うけど。

 

母のお供でクレモナ詣でに行った時、まずミラノに真夜中に着き4泊した。

2泊目の夜、ホテルのレストランでピザを頼んだ。

直径40センチ程あるお皿にのってピザがきた。

ピザは前菜とメインの間に食べるものだと認識していたので、母と2人だけだし、ピザとメインとデザート(わたしはコーヒーだけ)をオーダーしていた。

それでもメインを考えたら全部食べられない。

泣く泣く、残した。

ホテル側も人数に応じてサイズの大や小を作ってくれてたらよかったのになあ。

イタリア人は沢山食べそうではあるけど。

 

わたしの人生の中でピザはいろいろな思い出と結びついていることに、今はじめて気付いた。