鰻
さっき、宅急便が届いた。
上の娘から父の日のプレゼントだった。立派な箱に入った鰻。
冷凍と書いてあったので、急いで冷凍庫に入れた。
父の日は6月第3日曜日だから、今年は21日。まだ12日先だ。
先月の母の日のお花も早かった。
彼女はとてもきっちりしている。ほっそりした美女で、お勉強もできた。
下の娘は、まあ、貧しいというのもあるが、父の日も母の日も何も送って来ない。
顔立ちは悪くないのだが、肥満児でひどいいじめに遭った。勉強もできなくて、結婚するまで、コンプレックスの塊だった。
見事に違う姉妹だ。母親が違うというだけではなく、これまでの人生が彼女たちをまるで違うタイプの女にした。
共通項は、父親が同じだということだけ。
さて、彼女たちのどこが彼に似ているのだろう。
んーー。
見た目は違うが、3人ともハリセンボンみたいにトゲトゲしたところがあるのに、芯が優しい。
これだな、共通項。
わたしには彼らのような芯の優しさはない。身勝手で、ひとに厳しい。
昨晩、テレビで鰻、食べてるのを見て、わたしも食べたいと思ってたとこだ。
鰻は1人前。相方はソフトボールへ行って、まだ、帰って来ない。
さてさて、どうしたもんか。