例えば、能
夕方、Hさんと2人で大槻能楽堂へ能を見に行く。
学生時代に学校から神戸の能楽堂に1度行ったきり。ろくに覚えていない。
興味がなかったということだ。
今、興味がある と言うよりまず、見てみたい。
見ない事には興味が湧くかどうかも分からないから。
吟行のお陰で、興味なんか全くなかった紙漉きも、見てみたらしみじみといいなぁと思えた。紙漉きだって学生時代だったら、早く終わんないかなって思っただろう。
もちろん、俳句という媒介はある。
でも、面白いなとか、いいなとか思えることが増えたのは、受け入れ側のわたしのキャパシティーが大きくなったのではないか。
それは取りも直さず、歳をとることのよさのひとつだ。
楽しめますように。